デジタルブック_自治会
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1957(昭和32)年、旧首里市が、旧真和志村、小禄村とともに県都・那覇市に合併したときも地名の首里は「那覇市首里○○」として温存されました。戦前の十九の町名……1.赤田 2.崎山 3.鳥堀 4.石嶺 5.久場川6.平良 7.大名 8.末吉 9.儀保 10赤平 11.汀良12.当蔵 13.大中 14.桃原 15山川 16.池端 17.真和志 18.金城 19.寒川の各町はそのままの行政区分で残されました。 そして、住所を表記するときは、たとえば赤田町なら、「那覇市首里赤田町」と王朝古来の首里の地名と町名が併記されるのです。 それぞれの町にはそれぞれの自治会長が市によって任命され、活発な自治会活動が展開された結果、首里は戦前を遥かに上回るほど活気に満ちた城下町としてよみがえりました。 首里の振興発展に大きく寄与したのは、とりもなおさず各町内をまとめてもろもろの事業を推進した自治会長とその連絡協議会でした。 今日の「琉球王朝祭り首里」の開催も、この首里地区各自治会、それらを結ぶ自治会会長連絡協議会と首里振興会が車の両輪となって、初めて可能となります。 旧「首里文化祭実行委員会」の事業を財政面で支えたのは、各自治会(住民)に課された分担金によるものであるし、実践を支えたのは各自治会に育った多くの人材でした。 現在、集合住宅、団地の自治会を含めて40を超える首里地区自治会連絡協議会の役割は今後もますます重大になっていくことでしょう。 次に、首里19町、41自治会のうち、御馴染みのところをご紹介します。戦前の十九の町名と行政区は、そのまま今日の自治会に引き継がれています。
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