デジタルブック_自治会
6/8

 金城町は、観光客にも有名な金城町石畳道のある、首里城の南斜面に広がる坂の町です。 冬は首里城が北風をさえぎり、夏は涼風吹き抜ける土地柄です。 町内のいたるところに、史料的価値の高い地域や文化財が点在する首里随一の古い町並みです。町全体が琉球王朝の生きた歴史博物館といえます。その数、40箇所以上、その名をちょっと挙げただけでも、真珠道、鳥添坂、金城町石畳道、金城橋、チニン坂、上ヌ道、下ヌ道、王陵坂、仏坂、金城大樋泉、仲之川、弥覇川、潮汲川、新垣ヌカー、上ヌ東門ガー、下ヌ東門ガー、玉陵、見揚森、樋泉毛、華茶苑、夕市、二門御墓、内金城御嶽、金城の大アカギ……、 ただ難をいえば、坂が多く歴史的史跡が多いぶん、インフラの整備が遅れがちで、生活便に支障が少なくないということです。 しかし暮らしてはこんないい所なし。 車の騒音なく、埃なく、梅雨時の蛍の乱舞、うりずんの頃の通り風に香りあり。 朝晩のしじまは周辺の樹木に満ち満ち、昔日はかくやと思わせるものがあります。 現在、石畳小路(スージ)12ケ所の整備が進行中で、この整備が終わりますと、スージを歩くだけでも身も心もいやされる場となるでしょう。 ともあれ、歩いて見たくなる町に必ずしようとの思いが私たち金城町自治会の願いです。金城町自治会町丸ごと、琉球王朝時代の博物館

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る