00デジタルブック_古式2010
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黄御涼傘(チールウリャサン)(左)と国王を乗せた御轎(ウチュウ)(右)。御轎(ウチュウ)の担ぎ手は、御轎夫(ウチュウブ)と呼ばれる。ハチマキは青、子(シー)という位階の無位士族。左右のジャンボサイズの団扇のようなものは、ミサーナーという。王に当る日射しを遮ったり、目に触れさせたくないものがあるとこれで隠したりしたという。当然、王の行列の演出も兼ねていたと思われる。今年の国王は、かなりのイケメン。髭も付け髭にみえず、堂に入っています。おっと、黄冠・親雲上(ペーチン)の衣装が緩みました、沿道のスタッフがレスキューします。イケメン王にお似合いのチュラカーギたおやか王妃です。黄冠の後の高い棒飾りは、丸いのが小換毛扇、ハタキのようなのが蠅払。王妃の御轎(ウチュウ)の通過です。本来、この「初行幸」には王妃は加わっていなかったのですが古式行列を盛り上げるため、特別出演。やっぱり、王、后の両方がいた方が映えますよね。赤いのは、ウビーブルというカゴ。お弁当が入っていそうです。

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