ごあいさつ
首里振興会
理事長 玉那覇 美佐子
「ハイタイ グスーヨー チュウ ウガナビラ」
平素は、首里振興会の事業にご協力・ご支援を賜り、誠にありがとうございます。定期総会にあたり、ごあいさつを申し上げます。
令和6年度は、令和「新型コロナの感染症」も終息し、万全を期して事業の展開をはかりました。
4月の「鯉のぼり祭り」での鯉のぼりの掲揚とアトラクションに始まり、5月18日(土)の「理事会」、5月25日(土)の「定期総会」を開催し、令和5年度の事業報告・決算と令和6年の事業計画・予算を決定しました。
6月の「新旧交流会」、7月の「ちびっ子相撲大会」も実施することが出来ました。7月2日(火)の「第27回資金造成ゴルフ大会」は、参加者122名、寄付金・景品提供83名で実施し、資金造成ができました。9月の「語やびら島くとぅば大会」は、残念ながら台風の接近で中止しました。10月の「第59回琉球王朝祭り首里 式典・祝賀会」は、自治会からの表彰者5名、振興会からの感謝状5名を表彰・贈呈しました。
11月3日に開催しました「第59回琉球王朝祭り首里」の古式行列は、昨年に引き続き、「龍潭通り」を交通遮断して実施し、多くの観客であふれました。
12月10日に「第21回囲碁大会」を実施し、六段から初段までの32名が熱戦を繰り広げました。1月15日~2月12日までは、「第15期首里大学」を開催しました。4回の座学と史跡巡りに延べ361名が参加し、参加者の増加を感じました。3月20日の「春分の日コンサート」では、男性五重唱の「DOGS ROSES」と南風原少年少女合唱団、K・ドルフィンによる合唱が行われ、観客も188名とこれまでの最多でした。
「琉球王朝祭り首里」の開催にあたりましては、那覇市、一般財団法人沖縄美ら島財団、首里城祭実行委員会、首里自治会長連絡協議会のご支援と、那覇市観光協会を始めマスコミ各社のご後援を頂いており、誠にありがとうございます。
今後とも、那覇市の三大祭りの一つとして、「琉球王朝祭り首里」を継続・発展させていきたいと存じます。
関係者各位のご協力に感謝を申し上げ、ごあいさつといたします。
令和7年5月24日
令和5〜6年度 首里振興会運営委員(敬称略、順不同)
- 理事長
- 玉那覇 美佐子
- 副理事長
- 小橋川 共順(総務企画部担当)/林 稔彌(財務部・事業推進部担当)/嘉陽田 詮(文化部・旗頭獅子舞部担当)/兼次 政福(青少年婦人部担当)
- 参 与
- 首里自治会長連絡協議会副会長 末吉 ヒサ子(青少年婦人部副部長)
- 理事/運営委員
- 理事・総務企画部部長 新里 史子/総務企画部副部長 上原 敦子/総務企画部副部長 神谷 朝次/理事・財務部長 與那覇 正直/財務部副部長 又吉 宗孝/財務部副部長 島袋 元/財務部副部長 安村 浩/理事・文化部部長 西浜 完治/理事・文化部副部長 新崎 彰/文化部副部長 外間 寛/文化部副部長 嘉手川 こうた/理事・青少年婦人部部長 秋元 克則/青少年婦人部副部長 川口 千賀子/青少年婦人部副部長 知名 幸一/青少年婦人部副部長 比嘉 朝壮/理事・事業推進部部長 前田 暁寛/事業推進部副部長 小橋川 共樹/事業推進部副部長 屋宜 貢/事業推進部副部長 石崎 亮/理事・旗頭獅子舞部部長 宮城 修/旗頭獅子舞部副部長 島袋 正則/旗頭獅子舞部副部長 佐藤 和子
- 顧 問
- 那覇市長 知念 覚
- 相談役
- 那覇市役所首里支所支所長 濱川 毅
- 監 事
- 寒川自治会会長 知念 博/石嶺ひより自治会会長 謝名堂 聡/税理士 與那覇 瞳
- 事務局
- 事務局長 泉 健司/事務員 潮平 廣文
事業予定PDFはコチラ
首里振興会に至るまでの歩み
当会は、首里地区の全文化活動を
総括的に発展させ、内外との交流を深めるため
新たな組織として、発足しました。
当会は、首里地区の全文化活動を
総括的に発展させ、内外との交流を深めるため
新たな組織として、発足しました。
2007(平成19)年4月に発足した首里振興会は、その前身である「首里文化祭実行委員会」の長い実績を受け継いだ首里全体を代表する唯一の民間団体です。
まず、沖縄県の本土復帰のはるか以前の昭和35年(1960年)に開催した「教育まつり」は、「児童生徒の学事奨励と若い世代の励起」を狙いとして地区内の有志によって始められた文化活動で、「首里奨学母の会」等各分野の住民が中心としてなって盛り上げられました。
その年の11月に、教育まつり実施準備協議会が城西小で開催され、会長に西平守由、副会長に稲嶺盛武、総務部長に又吉盛弘、行事執行部長に大山盛幸の各氏が決定しました。
琉球大学10周年並びに首里高校80周年記念行事としてのその「教育まつり」に、1200ドルの予算がついたと、記録に見えます。まつりの内容は以下の通りでした。
- ●旗行列
- 12月2日
- ●提灯行列
- 12月8日
- ●記念式典と余興
- 12月9日(金)
- ●花火大会龍潭池畔
- ●角力大会
- 12月10日 (土)
当時は、首里の各自治体がトラックの荷台を装飾してパレードを行い、審査員が点数を付けて順位を競ったといいます。
その後、この「教育まつり」は、昭和43年に名称を首里文化祭と改称し、昭和53年(1978年)に古式行列が復活され、毎年11月の文化の日を中心とする一連のお祭りが催されてきました。
一方、復元なった首里城を管理する首里城公園管理事務所でも、「首里城祭」を毎年開催し、沖縄を訪れる観光客の好評を得ております。
また首里地区住民の有志によって「綾門大通り綱引き」が古式に従った形で復元され、「首里城下に蝶を翔ばそう会」、「わがまちは花と緑と思いやり:首里園芸祭り」など、城下町首里の文化的な活動が年々盛んになってきました。
そこで、旧「首里文化祭実行委員会」では、首里地区の文化活動を総括的に発展させ、県内外のお力添えを大きく受け入れるためにも、体制を改める必要ありとして平成19年(2007年)、「首里振興会」と改称しました。